折りたたみ傘は、多くの方が活用している便利アイテムです。急な悪天候に対応できるので、常に携帯すると良いでしょう。しかし、使用するたびに、たたむ手間が発生します。上手くたためない方は、ストレスに感じることも多いでしょう。ここでは、折りたたみ傘をたたむコツを紹介しています。たたむ手間を少しでも軽減させたい方は必見です。
折りたたみ傘の種類と基本のたたみ方
折りたたみ傘の構造には種類があります。また、種類によってたたみ方のコツが異なるため、まずは手持ちの傘を確認してみましょう。ここでは、2段式・3段式・トップレスタイプの特徴を解説しています。
2段式
2段式は最もシンプルな構造で、骨の真ん中で1か所たたむタイプです。強度が高めのため、選ぶ方は多いでしょう。また、カーブがなだらかで、美しい形状もポイントです。長傘のような雰囲気になるため、デザイン性も楽しめます。さらに、サイズが大きいものが多く、折りたたみ傘とは言え、安心感があるタイプです。骨が多いため風に強く、壊れる心配もありません。
3段式
3段式は、2か所の折り目部分がある構造です。軽量かつコンパクトなため、携帯用として活躍します。2段式と比較すると、角ばった印象ですが、機能性重視の方に人気です。バッグに入れやすいため、子どもから大人まで気軽に使えます。また、学校や職場に、置き傘しても邪魔にならず便利でしょう。荷物を少なくしたい出張や旅行にも最適です。
トップレスタイプ
トップレスタイプは、開閉動作がスムーズになる構造です。骨に触れることなく、一気に折りたためます。濡れた傘への接触が、最小限になることがメリットです。荷物が多い時や、車の運転時に向いているでしょう。また、1日のうちに開閉が多い日傘も、使い勝手が良くなります。折りたたみ傘特有の面倒な動作が軽減するため、人気のあるタイプです。
長持ちの秘訣!折りたたみ傘をきれいにしまうステップ
日本は雨量が多いため、傘は必須アイテムです。しかし、正しい管理方法は浸透していません。身近なアイテムだからこそ、長く大切に使いましょう。ここでは、長持ちさせるためのコツを解説しています。
傘骨の扱い方
傘の骨は繊細なため、正しい扱いが必要です。1本ずつ丁寧に触れる意識をしましょう。左手でゆっくり閉じながら、右手で優しく骨を折ります。折れる部分のみをつまみ、骨全体に負荷をかけないことも重要です。骨が破損すると、修理困難な場合もあります。丁寧に扱うことで、寿命とされる3~4年は使えるでしょう。
水切り
雨傘の場合、水切りを必ず行いましょう。カビやサビを防ぐために重要な工程です。柄を持ち、傘を上下に振るだけでも効果があります。また、少し開閉させながら行う水切りもおすすめです。目安となるたたみ跡が入るため、生地を整えやすくなります。
巻き方
開閉により、目安のたたみ跡ができたら形を整えましょう。たたみ跡に沿って、角を作ることがコツです。生地がすっきりまとまるため、巻きやすくなります。そして、傘の軸を持ち、回転させながら巻き付けましょう。ここでは、紐を引っ張らないことがポイントです。骨や生地に圧がかかるため、紐は最後に優しく止めます。
タイプ別!折りたたみ傘をたたむポイントや使いやすくするコツ
傘のタイプ別に、たたみ方のコツは異なります。長持ちさせるために、構造を理解して取り扱いましょう。ここでは、3タイプのたたみ方のコツを解説しています。
2段式
2段式のコツは、傘を逆さにして折りたたむことです。逆さにすることで、生地部分が自然と下を向きます。骨に触れやすく、全部の骨が簡単に折りたためるでしょう。その後、数回開閉を行います。生地部分にたたみ跡をつけることで、綺麗に整えることが可能です。また、この段階で軸部分を縮めます。
デザインによっては持ち手部分に、骨の折れ目が収納可能です。たたむ工程に安定感を出すため活用しましょう。そして、生地の折りたたみ部分を全て同じ高さに整えます。その後、絞るように巻きましょう。
最期に紐で優しく止めます。また、付属カバーに入れる際は、軽く回転させながら入れるとスムーズです。
3段式
3段式のコツは、たたみ跡をしっかり作ることです。複雑な構造ですが、スマートにたためます。また、折った骨部分を手で包みこむと、形が整えやすいためおすすめです。そして、水切りをしっかり行いましょう。3段式はとくに水気が溜まりやすく、サビやカビの原因になります。
長持ちさせるために必ず行いましょう。また、水切りを行うことで、生地同士が滑りやすくなります。巻く工程でストレスにならないためにも重要です。
トップレスタイプ
トップレスタイプは開閉しなくても、ある程度たたみ跡の目安が付いています。3タイプのなかで、一番たたみやすい構造です。生地を整える際は、角をつまみ、高さを揃えましょう。また、手で絞るように巻くと、スマートに仕上がります。